内容説明
戦後の農地改革により没落していく一人の地主に、最愛の息子の自殺が追い打ちをかける。その失意の中から立ち直る姿を通して、明治末から昭和に続く激動の時代を振り返る。豊かな水と穏やかな、そして美しい景色、その水郷に生まれ育った一人の男の半生を描く。
著者等紹介
東洵[アズママコト]
昭和18年(1943年)10月生まれ。大阪府出身。工業高校卒業後、松下電器に入社、その後、福井大学を卒業し、神戸製鋼所に入社。定年退職後、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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