内容説明
21世紀の混迷する経済を覚醒させる自由地と自由貨幣とは何か?グローバリズムとその反動としての排外主義の間で揺れ動く現代経済に光を投げかけるゲゼル畢生の代表作!
目次
第1部 財の分配およびそれを支配する経済状況(目標と方法;労働全収益とは何か;地代による労働収益の減殺;賃金と地代の貨物運賃率への依存 ほか)
第2部 自由地(自由地、平和の揺るぎない要求;自由地という言葉の意味;自由地財政;現実生活における自由地 ほか)
著者等紹介
ゲゼル,シルビオ[ゲゼル,シルビオ] [Gesell,Silvio]
1862年‐1930年。ドイツに生まれる。1886年、アルゼンチンのブエノスアイレスに渡り実業家として成功を収める。その後、ヨーロッパに戻り、実業家としての自らの体験を踏まえつつ経済学の研究を行ない、1916年、主著『自然的経済秩序』を刊行し、自由地と自由貨幣を提唱する。1919年、バイエルン・レーテ共和国のランダウアー内閣で金融担当相として入閣するが、一週間で共産主義者が権力を奪取し、国家反逆罪に問われる。その後無罪となるが、1930年、肺炎により死去
山田明紀[ヤマダアキノリ]
1956年、北海道に生まれる。早稲田大学法学部卒業。法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了(フランス哲学)。早稲田学習教室塾長(英語担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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