内容説明
平清盛から源頼朝へ歴史を繋ぐ木曽義仲の一生とその戦い。能や歌舞伎の観劇、寺社・史跡散策のお供にも。「史話と史跡」シリーズ第三弾。
目次
第1章 河内源氏の息吹
第2章 義仲、信濃に羽撃く
第3章 北陸を駆ける
第4章 源氏白旗の入洛
第5章 義仲、孤立への道
第6章 夢幻の終焉
第7章 栄枯盛衰の果て
著者等紹介
鳥越幸雄[トリゴエユキオ]
1946年福岡県うきは市生まれ。久留米大学附設高校、大分大学経済学部卒業。株式会社日立製作所に入社。独立後、中小企業診断士として経営コンサルタント、株式会社シービーエス情報社長を経て、監査役。その一方で、35年に亘り日本中世の史跡調査研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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黒猫
23
木曽義仲が好きです。この本は150ページで木曽義仲の生涯をサラッとおさらいできる。わずか31歳の人生。木曽の山奥で育った義仲はあまりにも正直すぎた。だから平家を倒せたし、だから滅ぼされたとも言える。しかし、武家政権の扉を開いたのも木曽義仲といえる。旭将軍と讃えられた彼の人生は、明るく輝いたと思ったらすでに日は落ちていた。そんな魅力がある。芥川龍之介曰く「彼の一生は失敗の一生也。彼の歴史は蹉跌の歴史也。彼の一代は薄幸の一代也。然れども彼の生涯は男らしき生涯也。」。まさにそのとおりです。2018/03/07
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