内容説明
かつてイギリスの叡智的期間が西欧三千年の歴史を通して何が最も貴重な古典であるかを広く世に問うたところ、それは断固としてプラトーンのこの『国家』篇だという答えであったとか。「理想国」も何故またどのようにして傾きかつ堕落して僭主独裁制の国制にまで落ちてしまうのか。文学は「魂」にとって何なのか。正義の生こそが真実に幸福なそれであるのだとはしても、それはこの世だけのことなのか。それとも『魂』の永世のことなのか。「生の選択」の問題。これらこそが第八巻から第十巻までの第三分冊の問題です。
目次
国家編第7巻
国家編第8巻
国家編第9巻
国家編第10巻
著者等紹介
水崎博明[ミズサキヒロアキ]
昭和14年福岡市に生まれる。昭和41年九州大学大学院文学研究科西洋哲学史専攻修了。日本西洋古典学会会員。福岡大学人文学部名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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