内容説明
「臨終行儀」は、平安・鎌倉期で盛んに行われましたが、今ではほぼ失われています。その要因を信仰との関連で解き明かし、同時に、中世浄土教と現代の終末期ケアの共通点に注目します。好評の葬送民俗シリーズ第3弾。
目次
序章 「臨終行儀」概観
第1章 古代のモガリ(殯斂)―仏教以前の臨終行儀(なぜモガリをするのか;葬宴の系譜 ほか)
第2章 平安時代の臨終行儀(初期天台浄土教;空也と教信 ほか)
第3章 法然門流の臨終行儀(付、時衆の入水往生譚)(法然の臨終行儀;諸門弟の臨終行儀 ほか)
第4章 親鸞の信仰と臨終(付、一遍の臨終)(東国門弟の臨終;親鸞の臨終場面 ほか)
著者等紹介
岸田緑渓[キシダリョクケイ]
昭和20年島根県生まれ。元セント・アンドルーズ大学客員研究員。現在、浄土真宗本願寺派僧侶(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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