目次
まえがき―中野重治にみちびかれて
序説 ぐれた少年、秀雄―死んでもいいほどの陶酔と
第1章 「当麻」と冬の夢幻の一夜―室町時代版SMAP・眼もくらむような美少年世阿弥
第2章 「無常という事」とノーベル文学賞作家川端康成の“虚無”―鎌倉時代と闇夜の「仏教ムスメ」の歌
第3章 「平家物語」の非=無常と爽快感―“サムライジャパン”の起源
第4章 「徒然草」と月をも隠す一枚の木の葉―近代批評を超えた“批評精神の「毒」”
第5章 「西行」という最高峰の歌人―その稀有の生きざまが、そのまま芸術となる
第6章 「実朝」と“無垢の耀き”―歌人としての夭折の謎と残照
著者等紹介
佐藤公一[サトウコウイチ]
1954年秋田県生。1977年早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。1982年北海道大学大学院文学研究科修士課程修了。1995年秋田大学教育学部非常勤講師。現在文芸批評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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