内容説明
『エピノミス』:文字通りに『法律後篇』(ノモス・の上に)であり、プラトーンは『法律』篇の最後に国家と国制とを絶えず革新し保全をし続ける議論の場の国家における不可欠を思ったが、その場が如何なる学びと議論の場であるのかということを宿題にした。『書簡集』:プラトーンは「哲人王」の思想に立ちその理想の明かしを求めることの決意をした。彼はディオニューシオス二世とディオーンとの応接に忙殺される日々を送ったが、そこから彼らとその周辺の人物たちとの間に十三の書簡を交わした。『第七書簡』の「真に物事が書かれるとは魂が真実の交わりの中から自らのこととなして養い続ける灯火を灯されることだ」との言葉が、恐らくは最も私どもの心を打つことだろう。
目次
エピノミス
書簡集
著者等紹介
水崎博明[ミズサキヒロアキ]
昭和14年福岡市に生まれる。昭和41年九州大学大学院文学研究科西洋哲学史専攻修了。日本西洋古典学会会員、福岡大学人文学部名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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