内容説明
“人間とは何か”人間は真空包含生命体(Homo=bio‐vacuum)である。青年期の“アハ体験”(覚醒)をもとに研究を続ける著者が、文理シナジー学会で発表してきた10回の研究論文をまとめた人生の啓蒙書。その哲学的持論をいま世に問う。文理シナジー学会学術奨励賞受賞。
目次
序論 各章についての概要
本論 身心と自然のつながり(“気”哲学論考;“空・無”の歴史性解釈と“量子真空”:哲学論考;内外部反転様態考察;場所空間考察;人間の生命科学:細胞、意識・生命の進化論的歴史性;暗黙知の意義と内外部反転様態考察;人間・微細気泡、渦のかかわり;人間とは何か:存在の根源性探究と生の世界観考察;言語と人間の意識と生命科学:「絶対矛盾的自己同一」の解釈と展望;内在・超越の概念通底性と内外反転の世界観考察)
著者等紹介
加藤彰男[カトウテルオ]
1943年、東京生まれ。23歳で結婚。25歳で外国人タレント招聘プロモーター会社を設立するも、独立1年後に事業の失敗で苦悩する。以降、スペインに半年間遊学し、帰国後、海外医学研修を目的とする国際会議出席と医療・福祉施設の視察と旅行の斡旋、企画編成の仕事を始める。1980~2016年、本業の傍ら、西田哲学を踏襲する環境哲学を独学研究。「生死の定義」「尊厳死」の究明に力を注いでいる。2012年より文理シナジー学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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