内容説明
大学時代に事故で両親を亡くした環は、サークルの先輩である鷹藤に救われる。大企業の御曹司でもある彼が、環を自分の家に住まわせ、生活費や学費など、すべての面倒をみてくれたのだ。彼のもとで暮らし、無事大学も卒業することができた環。鷹藤に恩を感じ、そして彼を愛していることを自覚しつつも、環はあえて彼と別れる道を選んだ。「鷹藤の傍に、自分のような存在はふさわしくない」と。―あれから、三年。会社で残業していた環の前に、突然鷹藤が現れる。不意打ちの再会に混乱する環に、鷹藤は「お前、俺の愛人になれ」という、不埓すぎる命令を告げてきて…
著者等紹介
桜朱理[サクラシュリ]
2011年より恋愛小説の投稿を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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陸抗
20
大学時代、両親を事故で哭くし、叔父夫婦に遺産を奪われ一文無しになってしまった環。大学の先輩の鷹藤に生活を援助してもらったものの、このままでは自立出来ないと別れることに。3年後、職場で再会するところから話は始まるけれど、環のツンデレが読むひとを選ぶかな。鷹藤が野良猫と呼んでたけど、確かになつかない猫だった。そんな環を守り慈しむのは彼しかいないわと、納得できるカップルだった。ただ、鷹藤の父親との確執が、きちんと決着がついてないのがもやっとする。2019/01/15
一条梓(アンフィトリテ)
7
守山市立図書館から。面白かったです。ヒーロー目線の短編がなければ、最初からヒーローの事自分勝手な人だと思ってしまったけど、読み進めているうちになるほどなぁと思うようになりました。ですが、それでももう少しヒロインを守るようにちょっとして欲しかった。自分の父親と見合い相手の女に対して詰めが甘すぎるぞヒーロー!ちょっと考えたらわかるだろうに・・。2017/12/22
やまと
6
ヒロインがツンツンしてる話は、あんまり好きじやないので楽しめなかった。話も中途半端で終わった気がします。 2018/09/22
さくら
5
はじめましての作家さんでしたが、すごく好みの感じでした。素直じゃないヒロインだけど、お互い好きなのは伝わってくるし、ヒーローの溺愛具合がいいですね。ヒーローは始まり方だけ間違えてしまったみたいですが、それでもここまで挽回できたのは凄い!またこの作家さんの本を読もうと思います。2023/04/23
あんにょん
3
愛人と思わせて、実はずっと好きだった2017/06/21




