目次
1 “性”規範への挑戦(たい子の文学的出発―境界を越える力;恋愛論の流行とコロンタイズム―新しい性愛のモラルを求めて;「愛情の問題」とハウスキーパー批判―「プロレタリヤの星」と「プロレタリヤの女」)
2 照射される“階級”概念(労働小説のなかの農村・農民―「夜風」から「植林主義」まで;製糸女工たちの表象―「蛹と一緒に」から「糸価補償法」まで;「ナップ」への接近―江口渙宛書簡にみる一九三一年の“熱い”夏)
3 帝国を撃つ“民族”の視点(植民地朝鮮への眼差し―「森の中」に描かれた震災と虐殺;満洲という最前線―「敷設列車」からみる一九二〇年代;中国人強制連行の闇―「盲中国兵」に記録された記憶)
著者等紹介
岡野幸江[オカノユキエ]
神奈川県横浜市生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。日本近代文学専攻。現在、法政大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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