内容説明
日本の旅に幽霊あり。現役添乗員MoMoが語る旅先で起こった恐怖実話報告38話。
目次
1 幽霊が出る宿・東日本編(人形(北海道)
座っていなさい(岩手) ほか)
2 幽霊が出る宿・西日本編(お試しか?(静岡)
幽体離脱?(福井) ほか)
3 幽霊に憑かれた旅(お帰りなさい(広島)
道路工事(岡山) ほか)
4 性霊と過ごす大人の夜(ペア;赤い口紅(愛知) ほか)
5 世にも不思議な物語(遅れてきた年賀状;タクシー(2) ほか)
著者等紹介
MoMo[MOMO]
日本国内をメインに活躍する現役の添乗員(ツアーコンダクター)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
30
ホラー。でも、そんなに怖くない。短い話ばかりなので、さくっと読めます。旅は楽しいけれど、こういうのが怖いんだよなぁ。2016/08/06
澤水月
16
竹から移籍の3冊目、普通、作り・都市伝説ぽい…のもあるけどめちゃ面白い。特に性霊パートは極端に下品でもなくいい話?!もあり白眉(毎回書いてるけど)。かつてにちぶん文庫に新倉イワオからの傑作「性霊」シリーズあったのだし、これ系だけで1冊書いてもいいのではないだろうか。思えば古く牡丹灯篭系、雨月物語の菊花の約も性霊もので相性のいいジャンル、ぜひ。老若男女、基本人間を温かく見ている著者で行い良し悪しの判断ないのも好感。合間の旅行トリビアも本当役立つ系で意外な拾い物2016/06/29
Kao
6
旅に出られない…(´༎ຶོρ༎ຶོ`)2017/07/05
qoop
5
昨今の怪談実話ではあまり見かけない文体で、児童向け読み物に近い、馴染みのあるクラシカルな印象を受けた。そのせいで実話感が薄いと感じてしまったのだが、これは内容以前の段階での感想。実話風のスタイル(ある程度の幅があるとはいえ、そして、そのスタイルの是非には触れず)に慣れてしまうのも良し悪しだな、と。自分の中にフィルターを育てる必要はないわけだし。ただ、内容プラス語り口があってこその怪談ということを考えると… 中では〈道路工事〉が印象的。2016/07/02
てっちゃん
4
この人の本は多分初めてだと思うが、語り口のせいか、怖さはそんなに感じない。しかし語られている内容は結構エグイ話が多くて、正統派の幽霊・お笑い系・残酷系・エロ系とバラエティにとんでいる。ありがちな話が多いとは思うがこれはこれでアリなのでは?次も読んでみよう、とは思った。2021/04/09