内容説明
本当に支持できる候補者はいますか。投票すべき候補者が見当たらないという有権者の悩みを掘り下げることから展開される民主主義論。民主主義を実現するものと信じられている選挙という制度の本来的問題点を分析することで、国民が真に主権者となる道を提言している。18歳選挙権実施の今、日本の平和的民主的発展を願う全ての国民にお届けしたい一冊。
目次
1章 民主主義の基本思想―ルソーに帰る/個と集団の基本矛盾
2章 日本の“民主主義”の実情―安倍首相の“正直”/選挙の非民主性を露わに
3章 選挙の非民主性―選挙と自己免疫疾患
4章 より良い民主主義制度の模索―餅の絵を描いてみる(多数決原理の順守;国民投票で法律の制定・廃棄ができる制度づくり;政治家(国会議員)と議会(国会)の役割
国会議員の選出方法について
政党の現在と未来(正解のない“選択肢に”?))
著者等紹介
東道利廣[ヒガシミチトシヒロ]
1952年徳島県美波町(旧日和佐町)で生まれ、京都大学で物理学を学び、大阪府立高校の数学科教員を33年間務める。その間、環境教育学会、環境学会、えんとろぴい学会で活動。退職後、大阪と徳島県(高齢の母と、細々と農業を営む)の二重生活をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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