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内容説明
サディスト王子との結婚式まであとわずか。綺麗なドレスに、親しい人の温かな祝福―。さすがの捻くれルゼも幸せを噛みしめる。だけど、二人の式が平穏無事で済むわけない!準備の間、やたらとチラつく不穏な気配。王子を攫う洗脳小娘に、邪悪な姑、新たな傀儡術師や謎のペンギン連れまで登場!結婚式はすでに波乱の予感?果たして結婚式を邪魔するのは誰だ!?大人気新感覚ファンタジー、偽りなしのハッピーエンド!文庫だけの書き下ろし番外編も収録!
著者等紹介
かいとーこ[カイトーコ]
2003年よりwebにて小説を発表。2009年、「詐騎士」にて「アルファポリス第2回ファンタジー小説大賞」読者賞受賞。2011年に同作品で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
20
完結巻。自分の結婚式でまでも、ドレス姿で大太刀まわりを演じるはめになったルゼさんに、幸多かれと願いまする。結局、お義母さまは性格が迷惑だったってオチですね。悲惨な展開にならなかったのはよかったですが、なんかちょっと肩透かし感が残ってしまいました。…いいんだ、ルゼさんの未来に障害にならないなら。意味ありげなペンギンの飼い主とか、敵の掃討ができてないとか、心残りがいくつかありますが、彼らならうまいことやっていけるだろうな、と思えるラストシーンでよかったです。2017/04/24
ダージリン
16
あのルゼが、恋する乙女らしくなって・・・と感慨深い最終巻。仲間の恋バナから、傀儡術師の子供たちの話、にぎやかで可愛い!そして、やはり大騒動になった結婚式!! 意表をついて、面白かったです(笑)。お幸せに~♪2016/04/22
ブルーノ
6
『詐騎士』シリーズ8作目。いよいよ最終巻。1ヶ月かけて読み終えるつもりが、面白くて予定より大分早く読み終わってしまった。黒幕との対決もなんとなくうやむやに終わってしまったけど、いかにもルゼらしい結婚式で良かった。長いシリーズだったけど、もう一度読みたいと思う程面白かった。この後『詐騎士 外伝』もあるようなので、そちらの方で半端に終わってる部分が語られるのかな?外伝の方も絶対に読まねば。2017/05/20
宴
3
一応着地。しかしグダグダだったなあ。身代わり編が一番盛り上がった。黒幕をどうこうするわけでもなく、動機もぼんやりしていて。ルゼの性格や行動は好きなのでそこは○。全体的に素材を生かし切れてない印象。2019/12/07
眞墨
3
前半までは「ああ、伏線回収巻なんだな。大団円でパチパチって…え…?」後半はなんかね、すっごくハラハラドキドキした…「残りページ数これしかないのに終わるのか!? ルゼはちゃんと結婚するのか!?」…ふう(タメイキ)。だってさ、最終巻て書いてあるのに新キャラは出てくるし(ジオちゃん欲しい欲しい欲しい!!)、ギル様はまた…!(笑) とは言え、ギル様目線の章でしか可愛さがなかったルゼちゃんが、彼女目線の章でも可愛くなって大満足!! 口調は可愛くなくても言ってる中身は…うふー(笑)。ホントに楽しいお話でした。2016/01/17