内容説明
有名企業の実例をもとに会社経営戦略や事業承継対策が学べます!!18社のお家騒動のポイントと対策を徹底解説!
目次
第1章 親子激突の事業承継(大塚家具―日本中が注目した親子げんか;ニトリ―お値段以上な遺産相続裁判;赤福―甘くない親子の対立)
第2章 同族企業における兄弟の確執(一澤帆布―京都遺言事件;キタムラ―二つの「K」:君島グループ―“華麗なる”骨肉の争い;ロッテグループ―韓流ドラマを地で行く財閥の権力闘争)
第3章 ファミリービジネスの明暗(円谷プロ―ウルトラマンの身売り;大王製紙―名門3代目の落とし穴;雪国まいたけ―北陸のキノコ王国の崩壊)
第4章 社内クーデターに注意せよ(エイベックス―歌姫も参戦;佐川急便―解任クーデターを返り討ち;日舞花柳流―跡目争いは伝統芸能のお家芸?)
第5章 懐かしのお家騒動に学ぶ(フジテレビ―裏側も楽しくなければテレビじゃない;三越―なぜだ!流行語にもなったスキャンダル)
著者等紹介
長谷川裕雅[ハセガワヒロマサ]
東京永田町法律事務所代表。弁護士・税理士。早稲田大学政治経済学部卒業。朝日新聞社入社。その後弁護士に転身。大手渉外法律事務所や外資法律事務所を経て独立。事業承継や相続問題を戦略的に解決できる数少ない専門家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
更紗蝦
17
実際に起きた紛争事例を元に、そこから得られる教訓を示し、事業継承をスムーズに行うための注意点を日本の現行会社法を前提に提案している本です。メディア論の観点は全くないので、君島グループの例に関しては、「吉川十和子との結婚を最初に発表した時、わざわざ大っぴらにマスコミを煽って意図的に世間の注目を浴びることをしたリスク」や、「隠し子発覚時に吉川十和子が支離滅裂な記者会見をした挙句にケロッと結婚したことに起因するイメージダウン」への言及はなく、「メディアを利用しようとして失敗した」という面での分析がありません。2019/11/21
黒猫
13
大塚家具、ニトリ、赤福、大王製紙、雪国まいたけ、エイベックス、GUCCI。古今東西の企業のお家騒動を図解入りで丁寧かつ簡潔に説明している。ああ、あんな事件あったなあ~と思ったら深く追及して読むことで理解が深まる感じでした。やはり、またしても大塚家具に目がいってしまいます。匠大塚が好調で大塚家具が12月決算赤字かあ。赤福も営業陣が知らぬ間に創業者に戻ってたのかあ。先代が苦労して大きくした会社も大王製紙のカジノ好きお坊ちゃまのお陰でみんな飛ばされちゃって、ああなんだかさみしくなっちゃいました。面白いけど(笑)2016/12/08
のぼる
8
成功すること、大きな企業になることが、悪いことでは勿論ない。でも、そうなったばかりにこんなことに、というような事例と、事前にやっておけば良かったこと、事後に出来ることの解説。従業員が頑張っていても、経営者がこれでは・・・2016/03/01
☆ツイテル☆
3
Kindle通読2022/09/25
貧家ピー
3
どんな企業にも事業継承の問題がつきまとう。 大塚家具といった割と最近の実例も取り上げられ、企業継承対策・会社経営戦略を学ぶ本。 2017/04/08