上を向いたら歩けない―失望の時代を超えて

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784434212529
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

内容説明

希望と失望を繰り返すメビウスの輪から如何にして日本を離脱させるか。民主主義の徹底、官から民へ、地方自治の拡大、男女共同参画社会の実現、格差の解消、食料自給率の向上等々、現在批判を許さぬ当然の正義とされていることは、本当に我々が目指すべき未来なのか。20年にわたりこの問題に取り組んできた元通産省の理系研究者による大胆にして緻密な日本変革の試案。

目次

第1章 失望の時代(失望の本質;近代思想の行き詰まり;社会問題発生原因としての社会科学)
第2章 日本生き残りの処方箋(無駄のない社会を求めて;年金廃止論;地方活性化論;少子化対策と女性の活用)
第3章 社会格差論(格差問題の本質;教育論;資本主義と格差)
第4章 グローバル化と如何に向かい合うべきか(グローバル化の落とし穴;グローバル化と如何に向かい合うべきか)

著者等紹介

横山直樹[ヨコヤマナオキ]
1955年東京生まれ。78年東京農工大学農学部卒。90年まで通産省工業技術院(現(独)産業技術総合研究所)研究員。退官後は技術士として、日本技術士の委員会で技術士制度の国際化や裁判の鑑定人としての技術士活用の推進活動に関与。その過程で痛感した社会制度の不備を改革するため、制度工学研究所を設立して今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tatskato

1
「あらゆる方面に気を遣い、現実に立脚した・なおかつ大きなプランを描き、それを日々着実に遂行しなければならない実務者」。官僚のそうした側面、立場、目線を推察する役に立つ本。ボーッとメディアを浴びていると形成されがちな「権益と陰謀にまみれ、硬直した」官僚像というのは、(当たり前かもしれないけど)一面的に戯画化され過ぎなんだろうな。一方で、やけに振り切った、ブン投げ気味に感じられる提言もちらほら(著者が明るくない分野?)。定説にあえて波風を立てて、議論を呼び起こすことが狙いなのであれば理解できる。2016/08/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10583881
  • ご注意事項

最近チェックした商品