内容説明
異世界で頑張る薄幸系男子、深澄真です。元竜の巴、元蜘蛛の澪、そして元死霊の識の従者を連れ、やって来ました学園都市ロッツガルド!…ってなんで僕、生徒じゃなくて教師やってんの?教師なんて務まるかよって嘆きたい気分だったけど、どうせやるんならと半ば自棄になって実戦重視のキツイ講義を立ち上げたんだよね。生徒に媚びる気一切なし!なんてスパルタな気概だったけど、あれ?なんか生徒達、みるみる強くなって自信付けちゃって。やっぱり僕、教師の才能あるのかも…って本業は商人ですけど!でも、あの…夏休み返上で集中講義してくれって、ちょっと君達、気合い入りすぎじゃない?っていうか僕、非常勤だよ?何度も言うけど本業商人だしね!?まあ、新店舗も少しずつ軌道に乗り始めたし、自分の生徒が力を付けていくのを見るのも悪くない。来る学園祭のイベントに向け、この際だからとことん付き合うか…。
著者等紹介
あずみ圭[アズミケイ]
愛知県出身。2012年よりWeb上で「月が導く異世界道中」の連載を始める。一躍人気作となりアルファポリス「第5回ファンタジー小説大賞」読者賞を受賞。2013年5月、改稿を経て「月が導く異世界道中」で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
20
かつての勇者の嫁であり、冒険者ギルドのギルドマスターなルト。男、女どっちでもなれる器用な古代竜wもう盛り過ぎw エリスのファンタジスタなセリフも大盛りwこの巻から店が万年繁忙期に突入するんだった。2019/09/22
こも 旧柏バカ一代
15
ライムが突然行方不明になった。彼の消息が途絶えた場所には戦闘をした形跡もある。そして、その場には図書館の書士であるエヴァも居たらしい。全力で捜索していたら本人から脱出したと連絡が来た。ライムを拉致したのは女神へのレジスタンスだったらしい。ライムを倒したのは偶然その場にいた上位龍ルト。エヴァはレジスタンスの末端の構成員だったようだ。そして、魔族のロナと共同で捜査した結果。学園で主人公に親切にしてくれてた常勤講師がレジスタンスの構成員だったとわかる。どうやらかなり過酷な拷問をしたようだ。そんな魔族の狙いは?2021/07/14
tokkun1002
7
2015年。6作目。学園の生徒たちへの講義が続く。動きの少ない巻。2016/01/18
ぷるっちょ
7
今回は、世界の隅々にまで展開している冒険者ギルドの成り立ちと、冒険者のレベルアップ・システムという世界の根幹に関わる設定について、新たな登場人物ルトを通して解説されていた。後、帝国側の勇者について、今まで只の俗物の小物として理解していたがルトの説明で考えが変わった。確かに己自身を特別な存在として自覚し(例え勘違いだとしても)世界から与えられた使命(将来に対する展望)が見えていて、要求されれば全て(己の命も含む)を投げ出す覚悟があれば、それは英傑になる資格がある。自滅しそうだけど彼の行く末も気になる。2016/03/06
sion
7
大人買いした6までを読み終わってしまった。7が近場で売ってないのかな。ルト登場、面倒な神殿連中も真(ライドウ)には今のまま成長してもらいたいな。従者の三人&亜空の人々は本当に彼が好きなんだなぁ。2015/10/04