内容説明
ある日、彼氏にひどい振られ方をした杏子。ショックのあまり雨の中、傘も差さずに佇んでいると、たまにバスで見かける男性に声をかけられた。ずぶ濡れの杏子を気遣ってくれる彼。その優しさに戸惑う杏子に、彼は以前から好きだったと告げ―雨の日限定の逢瀬から始まる、心に迫るラブストーリー。
著者等紹介
西條六花［サイジョウリッカ］
２０１４年よりｗｅｂにて小説を発表、２０１５年に出版デビュー。現代物の恋愛小説の他、乙女系小説も執筆中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ひこかつ
19
元彼にもう恋愛はしたくないと思うくらいに傷ついていた杏子に、心が無理なら体だけでも下さいと言う雪成。 雨の日限定で逢う約束をする、、、なので、切なくて胸が苦しくなるような大人の恋愛ものデス。 エタニティのシリーズ、結構読んでますが、かなりお奨めデス★ 2017/07/31
陸抗
11
元カレに、一方的に連絡を絶たれた杏子。雨の日だけ、職場の最寄りのバス停で見かける男性に、落ち込んでいる所を見られてしまい…。元カレが、知れば知るほど最悪な人物なのに、なぜ今まで気がつかなかったのかが謎。杏子の前では猫被ってたか？それとは対照的な雪成は、本当に忍耐力あるなぁ、と。 頑なに、恋をしたくないと言う杏子を、辛抱強く待ってたもの。久々に、良いのを読んだ。2018/02/20
Haruharu
6
★★★★★期待していなかったけど、とっても良かった。身近でありそうなしっとりとしたストーリーでした。医学療法士と図書館司書という普通の職業も良かったし、出会いも、会話もヒロインの反応も読んでてしっくりくる。傷ついたヒロインを年下ヒーローが身体だけでもいいし、自分を利用していいから、甘やかしたいと言って大事にしてくれる大人な感じが良かった。大満足の一冊でした。2015/09/23
つっきー
2
★★★★ 雨の日にだけ彼と会う、知ってるのは名前だけ、と妄想も膨らむ設定。思ってた展開とは違ってたけど、彼の一途さや優しさ、時折見せる子どもっぽさがすごくいい。杏子のじめじめした考え方にはうんざりすることもあったけど、全部悪いのは元カレ！と思うと、それほど引きずらなかった。彼のことを好きと意識する場面とかいいなぁ。意識してからの緊張とかも、すごく伝わってきて好き。ひさびさにお気に入りの作品に出会えたな。2018/07/30
shushu
1
理学療法士で資格マニアというTLには珍しい設定がなかなかよい。ヒロインは図書館司書という堅実カップル。それにしても元カレなかなかのクズっぷり。だいたい5年もつきあってその先に行かないカップルはダメに決まっているのに、それにも気がつかないヒロインが何故か優良物件の彼氏に見初められるという物語でした。2023/07/15
