イタリア人が見た日本の「家と街」の不思議

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  • サイズ B40判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784434204920
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0295

内容説明

せっかくの家を築40年で建て替える!?私の国では築400年も普通です。在日歴20年のイタリア人建築家がニッポンの「家と街」で感じた多くの「なぜ?」を分析し解決策まで提言する。愉快!痛快!!「住まい」の比較文化論。

目次

1 そうだったのか!イタリアと日本の問題点
2 「空間をつくる」という発想
3 こんなもんじゃないはず!?日本の技術力
4 「見せたがり」vs.「カネ万能主義」!?
5 小さな村にできること
6 情熱と誇り―未来への希望

著者等紹介

グラッセッリ,ファブリツィオ[グラッセッリ,ファブリツィオ] [Grasselli,Fabrizio]
1955年、イタリア・ミラノに近いクレモーナに生まれる。ミラノ工科大学を卒業後、建築家として数か国で活躍し、その後日本に魅せられ永住を決意。東京に住んで20年余り。イタリアの芸術や文化、語学を教える正式の免許を持ち、こちらをもう一つのライフワークとしている。現在はイタリアで最も古い伝統と権威を持つ文化団体「ダンテ・アリギエーリ協会」東京支部の会長を務め、同団体が設立したイタリア語学校「イル・チェントロ」校長でもある

水沢透[ミズサワトオル]
1963年、東京生まれ。出版社で女性雑誌の編集者として9年間勤務の後、フリーの文筆家に。イタリアの文化と生活、人間に魅かれて95~96年にシエナ、フィレンツェ、ミラノに留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

paluko

9
イタリアの溜め息が出るくらい美しい田園風景(写真でしか見たことないけど)はただ自然に存在するものではなく、観光資源として意識的に作り上げられたものだった(5章)、パンテオンは石造りではなかった(2章)、イタリアの「一般的な」アパートの仕様(3章)、などなど、刺激と発見がいっぱいの小さな本。見返しに「現実はみんなで変えられます!」とあるが、身のまわりから変えていきたいなあと心から願う。2022/05/31

2
個々の建築に気を使いながら、それらの調和や街作りに対して無頓着に過ぎることが、日本の都市景観を美しく価値あるものにできていない理由であることは、多くの日本人が理解していることであると思う。2016/01/31

Yoshiya Saijoh

1
イタリアと日本の街造り、建築事情の対比やなぜ、このような差が生まれたのかといった人々の意識、文化の違いが対話形式で展開されていて、すごく面白かった。 私も実際にイタリアの街を歩いたことがあるが、帰国後に日本の街並みを観て思ったのは筆者同様、なぜ風景とミスマッチなペーパークラフトのような建物が、この国には乱立しているのだろうといことだった。2017/01/15

ひよこ

0
p172"たしかに日本の観光地には、夕方から夜にかけての楽しみが「食事」くらいしかないね。”2016/12/10

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