内容説明
一方的な言いがかり、各種詐欺的な商法、振り込め詐欺、ヤミ金など、我が国の社会には、「恥を忘れた」トラブルを適切に解決するシステムが十分でないため、多くの善良な市民は思い悩み、不当なお金を払ったり、暴力団などに頼んだりして、問題を大きくしてしまうことも少なくない。本書では、弁護士がよく相談を受ける事例について、理論的な裏付けとともに、具体的な対処法を解説した。
目次
第1章 言いがかり、トラブル対応の理論(言いがかりとは;Noと言えない日本人―納得了解至上主義 ほか)
第2章 言いがかり対処の技術(言いがかり対処の準備;交渉の技術 ほか)
第3章 言いがかり事例集(嫌がらせ一般;詐欺的商法(契約成立偽装;意に沿わない契約;儲け話;振り込め詐欺(パニック誘導型詐欺)
ヤミ金) ほか)
付録 言いがかり対処用資料集(文書例;相談先一覧)