内容説明
陸自自衛官伊丹耀司が金髪エルフのテュカとともに北の辺境から戻って数日―。伊丹が偶然にも北で見つけた「ガラス」のおかげで『門』を造る材料が揃い、特地アルヌスでは、魔導師レレイが中心となり『門』の再建が本格的に始動した。ところが、『門』開通を快く思わない何者かによる妨害工作が頻発し、作業は遅々として進まない。揚げ句、物流拠点であるイタリカで、更なる混乱を招く事態が起こる。燃料・食糧の底も見え始め、いよいよ危機感を募らせていく自衛官達。まさに絶対絶命の状況下、それでもレレイは諦めずに『門』開通の道を探るが―。超スケールの異世界エンタメファンタジー!大人気の外伝シリーズ、ついに完結!
著者等紹介
柳内たくみ[ヤナイタクミ]
自衛官を経験した後、2006年に自営業を開業。本業に従事する傍ら、インターネット上で精力的に執筆活動を展開し、2010年4月、「ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 1.接触編」で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H29リオのカーニバル
48
祝・アニメ化!外伝通してほんと外伝らしい外伝ですね。今回はレレイを中心に世界を膨らませています。レレイ、いい子やあ。何かを手に入れる為には代価を支払わなければならない。鋼の錬○術師の世界観をそのまま体現した精神構造してるんだね。でも、伊丹の好意を得たい一心でひたすらにトコトンに尽くすレレイの健気さに打たれます。ラストは自衛隊らしい逆転もあって流石。ポイント高いです。2015/05/02
Susumu Miki(Dik-dik)
17
読了後、登録し忘れ。文庫化されていないので単行本にて購入。外伝1: ピニャ編、外伝2: ロゥリィ編、外伝3: テュカ編ときて、外伝4はレレイ編といったところ。時系列的にはこの巻と5巻最後の場面がつながる。新ゲート建造に関するトラブル、皇位継承に関する一悶着、イタリカ領主フォルマル伯爵家のお家騒動と問題百出…。とりあえず補給がないと、自衛隊も特地で無敵ではいられないことが良くわかるお話でした。雪まつり、侮りがたし(笑)。2015/08/03
ぺぱごじら
14
政治的にスリリングなお話で、結構ドキドキしながら読みました。これでバイオレンス要素が強ければ『アウトレイジ』だよな、とか(笑)。騙し騙されの腹黒試合は、今回は年の功がモノ言うことになりそうですが、『まだ生きています』から。プラントとゲート、拘る目的の相違点に気がつけなかったな。やはり亜神は強か。2015-1352015/08/27
イーダ
14
最後の最後で陸自のお家芸が出ましたね。聖下強さハンパねえw そしてまさかピニャがあそこまで腐ってたとは・・・結局伊丹ハーレムの勝者はレレイという事でいいんでしょうか?2015/07/27
はま
11
外伝その四。今回はレレイ回。綺麗に本編ラストに繋がって外伝ラストを飾るのに相応しい。外伝1〜3と違って自衛隊感が強くて1番楽しかった。もうこれでラストかと寂しく思ったら、なんと外伝+があるそうで(笑)楽しみ!2017/02/04