内容説明
異世界に邪神ヒラノとして転生したサラリーマンの平乃凡太と、彼の信者となった大魔王ドラクゥは、二人三脚で魔界統一を目指していた―“徳”を失い、消滅の危機に陥った邪神ヒラノ。彼を救うべく、女神ヨシナガは“徳”集めに奔走するが、思うようには集まらない。そんな彼女に、見知らぬ女神がある商売の話を持ちかけた。ヨシナガはそれを罠と直感するが、他に選択肢がないため、あえてその話に乗ることに…一方魔界では、大魔王ドラクゥを滅ぼそうと“北の覇王”ザーディシュが、新たな策に打って出る。ドラクゥの師であるグラン・デュ・メーメルに、大魔王討伐の命を下したのだ。グランは、決して“北の覇王”に賛同しているわけではないが、かつての弟子との戦いに血を滾らせていた―ネットで大人気の異世界“神様”戦記ファンタジー、第4章!
著者等紹介
蝉川夏哉[セミカワナツヤ]
1983年、大阪府生まれ。大阪市立大学文学部卒。会社勤めの傍ら、読書趣味が高じて文章を捻り始め「邪神に転生したら配下の魔王軍がさっそく滅亡しそうなんだが、どうすればいいんだろうか」でデビューするに到る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
18
★★★ やっと魔都の悪役達の登場だけど、陰湿なだけで物足りない。次に進める下準備のような巻。2016/03/08
アクセプター
4
状況が悪化すればするほど身内は結束していくって感じ?2014/09/07
美周郎
2
種族による性向や価値観の違いはあるけれど、知能的な差はあまりない?英断。戦闘場面などで句読点多めになる、大物ハードボイルド作者風味だがこちらの指揮官は回避も回り込みもする、軍議もするので数段上等。2020/01/31
チェーザレ
2
このシリーズ、タイトルと表紙から想像して読むとキャップがある。派手ではないけど面白いと思う。戦闘とか、政治云々とか意外に真面目で読みごたえがある。案外嵌まる人は嵌まるんじゃないかと。2014/06/30
大連屋@一介のオタク
1
今作は特に、登場人物達の内面描写が読んでいて非常に琴線を刺激した。 これからも続刊は勿論、蝉川先生の新作も楽しみでしょうがない。