内容説明
新型VRMMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」の世界で、「アース」という名の青年として自由気ままに活動するフツーのゲーム好き会社員・田中大地(38歳/独身)。独自のプレイスタイルで良くも悪くも名を馳せつつある彼は、相変わらずトンデモ武器や絶品オリジナル料理の開発に勤しむ日々を過ごしていた。そんな中、満を持して新イベントがスタート。超極悪な罠とモンスター満載のダンジョン「死者の挑戦状」、未知の冒険が待ち受ける「妖精の国」など、新エリアが次々と開放され、多くの冒険者が旅立っていく。そしてアースもまた、趣味に走ったトンデモ装備とセオリー無視の不遇スキルで身を固め、めくるめく冒険に身を投じるのだった―冴えないおっさん、VRMMOファンタジーで今日も我が道を行く!
著者等紹介
椎名ほわほわ[シイナホワホワ]
茨城出身。2013年1月にweb上で「とあるおっさんのVRMMO活動記」の連載を開始すると、たちまち驚異的な人気を獲得。同作で第6回アルファポリスファンタジー小説大賞読者賞を受賞、出版デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
20
「マイペース」とはこういうことをいう。新しいダンジョンやフィールドが開いても、自分の力量や興味と相談して、着実に探索してゆく。かといってほかの冒険者から遠ざかっているわけではなくて、必要ならばパーティに加わるし、相談にものる。時間がきたらログアウトして、ちゃんと出勤する。いい感じだと思う。自由人すぎて、却って目立ってるのはご愛敬(笑)。2015/01/17
しましまこ
18
鳥もふ、ピカーシャ可愛いな。ゲームモノがこんなに楽しいとは!2019/02/17
詩歌
12
狐耳の妖精女王が治める妖精国に入国可能に。ハリセンネタと、進行不明の誘拐事件。現実とは違う規則と暗黙の了解の中で、ゲームの機能ってこういう使い方をするんだ。この手のゲームのルールを知らないので、迷惑行為の対処の仕方に感心する。NPCの対応が高度になり、罠の危険度を見るのと、感じるシステムの違いについて思いを馳せる。運営側の顔もちらりと見え、ツヴァイの本職も気になり出す。あの懐の深さはなんだろ。妖精たらしの称号あたりから予想するのは、付喪神。巻末、一巻に欲しかった装備品の図解あり。2015/02/12
アウル
10
クイーンとの戦いに勝った主人公だったが他のプレイヤー達の注目を集めてしまう。それでも自由に楽しみながらわが道を突き進む主人公にのほほんとする。生産をするけれどもやっぱり戦闘に比重を置いているから装備関係が多いな、トンデモ装備を作成しているので結構面白い。新しいイベントが始まり単独でボスを撃破したり、妖精の国へ行けるようになったらなったでNPCとの交流を深めたりピカーシャをたらしこんだりと何処まで突き進むのか楽しみである。2014/05/25
七月せら
7
ワン・モア・ワールドのアップデートに伴い、どんどん進化していく世界観。プレイヤー(人間)とキャラクター(AI)が共存し、真剣に生きていくこの世界は、既に「ゲームであっても遊びではない」のですね。2023/10/07