内容説明
坂本幸子、30歳を迎えたばかりの独身OL。「分不相応な幸せは夢見ない。平凡な私は、普通の幸せがほしいだけ」そんな風に考えていた幸子はある日、勤め先の社長からお見合いを勧められる。断りきれず待ち合わせ場所へ行くと、そこにいたのは、なんと有名俳優の榊浩司だった!相手になんてされっこないと割り切り、一生に一度の時間を満喫して帰宅したところ、後日、彼からデートの誘いが。驚く幸子に彼は、幸子が理想のお嫁さん像にぴったりだと言い出して…!?
著者等紹介
山内詠[ヤマウチエイ]
2010年よりwebサイトにて小説の発表を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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シルク
5
思いがけない貴重な出会い。自分にとってガイド的な本になりそう。ハッと気付けば、あれ30代。絶対結婚と思っている訳ではないけど、今のままでいいのかな…けど自分のことだけで精一杯、でも…と思う心に雫が落ちるように言葉がしみていく。冷静になる。気持ちが温かくなる。その時その時目の前のことを夢中でやってきたんだなと、自分の歩んできた道をウンウンと振り返る。結婚してどうしたいのかな、何を望んでるのかな、どんな幸せを望んでるのかなと、初めて自分に問いかけてみる。…そんな本。「お見合い相手は俳優!かっこよく優しくて、豪2014/09/06
柚香
4
☆4.7 『わたし坂本ゆきこ、この前短大を卒業したばかりのピカピカの OL。ママがどうしてもって言うのでお見合いをしたの。でもそこに来たのはなんとあの若手有名俳優の榊コージさんだったの!わたし、どうしたらいいの~(・∀・*)』、的な表紙ですが全く違います。この本表紙絵で損してますよね。(唯一の救いは挿し絵が無いこと)三十路の気持ちがすごくわかります。私もこの主人公ちゃんを見習わないと!2014/05/12
Haruharu
3
★★☆☆☆30歳になったヒロインが自問自答するところがいい。社長に紹介された相手が大物俳優っていう設定が非現実的で相手の俳優もちょっとヘタレ気味。読みやすいかわいい話でした。ルージュだけどエッチシーンは最後の数ページだけ。全体的にパンチが足らない。2016/08/10
fuji*
3
初読2014/11/19
満月-ya
3
★★★★☆ 単行本読了済みだけど、加筆があるというので購入。たったこれだけかい!って、だまされた感じです。続編を書くかもと言ってたのが書かないことになったのだから、せめて新しく短い一編くらい書いて欲しかった。もともと遅筆だし、書きたいという気持ちがあんまり強くない方なんだろうな。文章がとっても好みな作者さんだけに、今後の見込みはほとんどないのかなと残念です。2014/05/26