内容説明
原子力発電所は日本に作ってよかったのか。原子力発電所の敷地まで阿蘇・姶良火砕流は達していたか。モニタリングで予測可能か。九州の北西部は、単成火山がどこにでも誕生する。九州は火山島である。原発はそぐわない。玄海・川内・伊方原発について考える。
目次
第1章 日本の原子力発電所
第2章 地球科学の進展―プレートテクトニクス理論の歴史
第3章 日本列島の誕生
第4章 実際の火山活動
第5章 災害とその予防―阿蘇火山を例にして
第6章 自然現象と原子力発電所
第7章 原子力発電所への火山影響評価―原子力規制委員会提出資料
著者等紹介
須藤靖明[スドウヤスアキ]
火山物理学者。京都大学元助教授。1943年東京都生まれ。京都大学大学院修了。理学博士。1965年の阿蘇火山大爆発が卒業研究のテーマとなったのがきっかけで、以後40余年間京大火山研究所で地震学手法を使って火山研究に携わる。京都大学助教授、熊本大学非常勤講師、東海大学非常勤講師、測地審議会委員や火山噴火予知連絡会委員など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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