目次
第1章 遺伝学、人類学、考古学、言語学の学際的研究の視座から見た日本列島人集団と日本列島言語
第2章 アイヌ語の地域類型論とアイヌ語の形成
第3章 アイヌ語の超分節における音韻的特徴―樺太アイヌ語の母音の長短と北海道アイヌ語のピッチアクセントとの史的関係からのアプローチ
第4章 アイヌ語の人称接辞体系の変遷について
第5章 北奥羽方言におけるアイヌ語アクセント型の痕跡の蓋然性について―アイヌ系言語と北奥羽方言との言語接触はあったのか?アイヌ語アクセント型の残存からの解明
第6章 マタギ語に見られるアイヌ語語彙の言語学的特徴
第7章 東北地方におけるアイヌ語地名からのアイヌ系民族とアイヌ系言語(蝦夷語)の傍証
終章 結論と今後の課題
著者等紹介
板橋義三[イタバシヨシゾウ]
1953年仙台市生まれ。米国Brown Universityで言語学修士号、University of Washington(Seattle)でアジア言語学博士号を取得。専門は比較言語学、地域言語学、接触言語学、通時言語類型論。1987年ワシントン大学東洋学部日本語学科助手、豪州メルボルン大学東洋学部日本語学科助教授を経て、1989年に九州大学言語文化部日本語科に助教授として着任。現在、九州大学大学院芸術工学研究院コミュニケーションデザイン科学部門言語学担当教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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