内容説明
ドイツの詩人・ヘルダリーン研究の第一人者による初めての詩集。故郷の海が喚び起こす人間と自然の分裂と恢復をモチーフに豊かな感性とみずみずしい描写で謳い上げた23篇。
目次
海の言葉
海の太鼓―そして知るひとは誰もいない(ヘルダリーン)
海の約束
吃音の海
海の墓標―星野慎一に
郵便局
海の西風
帰郷
涙が出ないひとよ
郵便箱〔ほか〕
著者等紹介
小磯仁[コイソマサシ]
昭和13年(1938)、館山市生まれ。文部省図書館職員養成所を経て慶應義塾大学文学部卒業。同大学大学院修士課程修了。Deutsche Forschungsgemeinschaft(DFG)共同研究員、ヴュルツブルクW¨urzburg大学専任講師、山梨大学教授を歴任。現在山梨大学名誉教授。ドイツ文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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