内容説明
閉塞状況にある硬直したいまの社会システムに新しい元気と活力を与え、地方から日本を変革する。疲弊が進む「地方」の活性化に向けて活動を続けてきた著者が、豊かな経験と分析を交えて地域戦略を提言する。
目次
地方は面白い、その醍醐味を知る
座標軸の中心を地方に置く
地方から主張
自らの地域を知る力、分析力を身につける
少子・高齢化に向き合うために
地域の経済成長力を高める―循環力の強化
連携と連帯―ヨコ社会の形成
雇用創出に向けて
戦略産業としての観光
地域からのエネルギー政策
公共事業の意義、建設業の役割
地方自治体の役割―地域の羅針盤
企業の力を活かす
生命体としての地域
次世代につなぐ国づくり―地方の役割
著者等紹介
小磯修二[コイソシュウジ]
1948年大阪市生まれ。京都大学法学部卒業。北海道開発庁(現国土交通省)等を経て、1999年に釧路公立大学教授、地域経済研究センター長。2008年同学長を務め、現在は、北海道大学公共政策大学院特任教授。専門は、地域開発政策、地域経済。実践的な地域課題解決を目指す研究活動に取り組み、これまで30以上の研究プロジェクトを組織。中央アジア等での経済協力活動にも従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sirokuma
2
根本から地方活性化について論じている。自分が住んでいる地域にお金を落とすことが、地域を強くする。一人でも始められることがあるんだなと気づいた。地元を大切にしていこう。日本中がシャッター街だらけなんて嫌だもの。2013/11/20
たっつん
1
著者は元北海道開発庁の役人であり、現在は大学の客員教授。本書は、「ヒト・モノ・カネ」の面でハンディを負う地方が生き残るためには、どこに活路を見出すか、タイトルどおり「地方が輝くために」どうすればよいかを「地方」の視点で多角的に提言したもの。ポイントは地域が一体となって戦略的に雇用の創出、消費の地域内循環を図ること。自分としては、「地域全体のことを真剣に考える存在は自治体以外にはいない、という認識で主体的に政策を提案し、そこに市民を巻き込んでいく」という地方自治体の役割を意識して働こうと思う。2014/08/09
Satoshi Murai
0
読んだ2016/05/19