内容説明
本書は、グロリアの娘パメラが映画にまつわる母の思い出を綴るだけでなく、突然の病と死によって母が達成できなかった意志―映画撮影の経験とその後の彼女の人生や成長について真実を伝えること―を受け継ぎ、実現させるために書いた待望の書。
目次
第1章 教会と「セックスの本」―よい少女‐悪い少女
第2章 リッツ・クラッカーと脚―ケネディ死去
第3章 「あなたにはセラピーが必要よ」―あの映画
第4章 『三人のセラピスト』―「やつらを訴えろ!」
第5章 『グロリアの映画』を乗り越えて―エサレンでのフリッツ
第6章 ふたりの父親―旅
第7章 「『待って!』と伝えて」―スキップ
第8章 カール・ロジャーズを捜して―お米の上にひざまずく
第9章 ジョン・シュリーンと私の出会い―禅の修行
第10章 グロリアの死―「これはあなたの仕事よ」
エピローグ 「見たことは半分だけ信じて、聞いたことは無視せよ」
著者等紹介
バリー,パメラ・J.[バリー,パメラJ.] [Burry,Pamela J.]
オレゴン州中央部カスケード山脈のふもとに在住。詩集やセラピーに関する短編集を執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hideki
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グロリアの娘さんであるパメラのグロリアや自分自身を中心とした回想、それに問題の映画に関する想いなどを綴った回顧録のようなものです。これを見ると、日本で安易にあの映画のビデオが見られてしまうのは、本当に遺憾なことです。私はゲシュタルトセラピーを学んでいるので、パールズの話が気になりますが、パールズについては戸惑いのようなものを感じ、やはりロジャーズとの関係が中心です。パメラが詩人なのか、表現が芸術的過ぎたり、流れがあちこちするので、私は読むのに苦労し、後半は読み飛ばしました。2014/08/12
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