内容説明
主著『クリシュナムルティの瞑想録』（原典：Ｔｈｅ Ｏｎｌｙ Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）の徹底的読解から見えてきた、クリシュナムルティの生の躍動する姿。語りかけ、語りかけられ、応答するその生は、この世に住むことの意味の深みへと誘ってやまない。混迷の世を生きる現代人一人一人の自由なる生への扉をひらく、クリシュナムルティからの、対話的精神という名の贈り物。
目次
第１章 クリシュナムルティ―その対話的精神の誕生と世界への歩み（探求―真理は道なき領域である；決断―人間を完全に、かつ無条件に自由たらしめる ほか）
第２章 クリシュナムルティ―その対話的精神のダイナミズム（対話の基本的構造―上田閑照氏の対話観を導きの糸として；クリシュナムルティの対話の構造と力―自由なる生を求めて）
第３章 クリシュナムルティ―その対話的精神の顕現と静かな精神の観照―『クリシュナムルティの瞑想録』を読む（対話への参入；クリシュナムルティの瞑想観 ほか）
第４章 クリシュナムルティ―その対話的精神の遺産（“生”と対話的精神；対話的精神の核心―「語りかけ‐応答」 ほか）
著者等紹介
稲瀬吉雄［イナセヨシオ］
１９５６年、愛媛県吉田町に生まれる。１９８０年、愛媛大学法文学部卒業。１９８１年、同大学法文学専攻科修了。在学中にクリシュナムルティの存在を知り、その教育観に心を打たれ、教職の道へ進む。現在、愛媛県立北条高等学校校長。３０有余年クリシュナムルティ研究を継続。個人誌『クリシュナムルティの世界』編集・発行（創刊号（１９９６）～第１０号（１９９８））（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
