内容説明
「人間同士が喰らい合うのは悪なのか!」飢餓戦場、肉体が生き残るための道理・道徳とは?思い出したくない、語りたくない…公式の記録に残されなかった戦争体験。そこに戦争の真実がある。一兵士の直言から生まれた哀切の魂を今に伝える物語。横溝正史賞受賞作家渾身の戦記小説!
著者等紹介
平龍生[タイラリュウセイ]
戦時下犯罪を題材にした「脱獄情死行」で第三回横溝正史賞を受賞。第四十回オール読物新人賞を「真夜中の少年」で受賞。犯罪・サスペンス・伝奇推理小説などを発表。1935年神戸生まれ。早大文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。