内容説明
発足した安倍政権はカネをただバラまけば景気が良くなるといった半デマの空論、愚論によって、たまさかの支持をかき集めている。しかし著者は06年から07年の第一次安倍政権を点検し、総括することによって安倍政治の本当の姿を明らかにし、国民にとって飛散した核物質にもまさる有害物であると告発し、警鐘を乱打する。
目次
第1章 安倍政権の登場とその一年間―なぜ、いかにして国民から見捨てられたか
第2章 根底から改悪された教育基本法―教育を「教育に非ざるもの」に変質させ、転落させる第一歩
第3章 “天皇制国家主義”教育の復権策動―安倍政権の下、教育の荒廃は一層深化する
第4章 NHK「従軍慰安婦」番組改変問題―安倍は陰険に“政治介入”し、しかもごまかした
第5章 マスコミへの「政治介入」や「報道規制」―慰安婦問題など明らかにされた安倍らの“真相隠し”
著者等紹介
林紘義[ハヤシヒロヨシ]
1938年長野県上田市に生まれる。同県伊那谷出身。1958~60年自治会役員及び東京都学連執行委員として、「勤務評定反対闘争」。「六〇年安保闘争」を闘う。二回逮捕、拘留され、起訴、有罪判決を受ける。以後、一貫して『社共』にも『新左翼』諸派にも批判的な、独自の労働者解放の道を歩む。1984年社労党結成に参加。労働者の階級的立場と政治を訴えて、国政選挙に数回立候補(組織候補として)するも、いずれも落選。2002年社労党の解散とマルクス主義同志会への移行とともに、その会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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