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内容説明
伊丹ら陸上自衛隊が駐留するアルヌスの丘周辺は、『特地』と日本を繋ぐ拠点として栄え、双方の絆は着実に深まっていた。そこに突如現れたダークエルフのヤオ。彼女は一族の仇である炎龍を滅ぼすため、心の病んだテュカを悪戯に刺激し、伊丹に炎龍討伐をけしかける。混乱状態に陥ったテュカを救うため、ついに決断する伊丹。炎龍との命がけの戦いが始まった!超人気の自衛隊×異世界ファンタジー、文庫化第二弾・後編。
著者等紹介
柳内たくみ[ヤナイタクミ]
自衛官を経験した後、2006年に自営業を開業。本業に従事する傍ら、インターネット上で精力的に執筆活動を展開し、2010年4月、「ゲート自衛隊彼の地にて、斯く戦えり1.接触編」で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
39
ファンタジーと言えばドラゴン、ドラゴンといえばファンタジー。という事で下巻はドラゴンスレイヤーでありました。上巻のような世界的な大きな流れも興味深いが、やはり戦闘あっての異世界モノですよね。それとやはりドラゴンは思いっきり強大な敵であって欲しいし、そういう意味では本作のドラゴンは満足満足。プラスチック爆弾にLAM、モブの犠牲、現代兵器無双と押さえるべきところはしっかりと押さえているし、戦闘の流れ自体も絵になってるし。なんとなくドラゴンとの戦闘シーンは、脳裏にモンハンのテーマが甦ってきました。2016/03/05
Yobata
33
ヤオの策略によって、ついに精神が崩壊してしまったテュカ。テュカの心を取り戻すためには炎龍を倒さなければならない、しかし自身の都合で部下の命を散らせないため単身で炎龍に挑む事にするも…。炎龍編下巻は上巻とは打って変わって丸々炎龍戦一本。先送りにしていたテュカの問題がヤオの自戒攻撃により崩壊、崩壊後もどうしようもなく先送りするという伊丹だったけど、確かにあの壊れ方は手がつけられないな…。そんなテュカを見かねてついに単身で挑もうとしロゥリィ,レレイも同伴。ついに来た炎龍戦ではダークエルフが複数参戦するも→2015/08/14
異世界西郷さん
32
因縁の炎龍との戦いにとうとう決着が付いた2巻の〈下〉。上巻の陰謀渦巻く政治劇も読みごたえがありましたが、今巻の白熱する炎龍退治も勢いがあって面白かったです。父親の安否を思うあまり、ますます精神的に壊れていくテュカを見ているのは心苦しかったですが、仇を討てたのは良かったのではないでしょうか。とはいえ、帝国の派閥争いやテューレの策動、日本に対する諸外国の駆け引きなど様々な要因が複雑に絡み合ってますます混迷を深めてきました。次が待ち遠しいです。2015/08/02
こも 旧柏バカ一代
26
炎龍との直接戦闘と、その子供達との戦いがメイン。そこに行くまでエルフ娘の精神疾患がダークエルフの娘の訴えで、伊丹を父親と重ねて見てしまうくらい重篤化。このまま放置してしまうと伊丹の母親と同じになってしまうと伊丹は危惧して、義手義足の老人の後押しで炎龍の討伐を決意する。それに着いて行くのは異世界三人娘達とダークエルフの娘のみ。ただ、GATEの病院に保護されていた義手義足の老人(国王)と日本が協定を結び。自衛隊が伊丹の援護に急行し、炎龍の子供達を撃滅する。ファンタジーと現代兵器の対決の醍醐味だね。2020/09/01
かわうそまん
24
炎龍編読了。ファンタジーの醍醐味はドラゴン退治ですね。自衛隊がドラゴンをボッコボコにするのも面白かったが、やっぱり伊丹たちが超兵器なしでで炎龍倒す方が楽しかったですね。さてさて、この後どう展開していくか?2015/12/07