内容説明
VRMMO―仮想世界が、社会に不可欠な存在として国家のごとく君臨する近未来。人々は四つの主要VRMMO―通称『Power Four』のいずれかで『第二の現実』をプレイしていた。ところが突如、『Power Four』を管理する国際機関から、四世界の統合計画が発表される。さらに水面下では各世界のトッププレイヤー達に、極秘の通達がなされていた―五番目の世界『THE FIFTH WORLD』の誕生と、そのβテストへの招待。史上最凶最悪のプレイヤーキラー“虐殺鬼”、世界的アイドルの美少女魔法使い“大々魔道師”、正義を体現する誇り高き戦士“勇者”、巨大な戦斧を振り回すプリンセス“チート姫”―『Power Four』最強の四戦士も名乗りを上げ、いよいよ始まるβテスト。戦いに餓えた強者達が縦横無尽に暴れまくる。
著者等紹介
藤代鷹之[フジシロタカユキ]
1984年生まれ。奈良県出身。早稲田大学第二文学部卒。2003年にWEBサイトを開設し、小説の創作・発表を始める。大学在学中はワセダミステリクラブに在籍し、ミステリ・SFに親しむ。サラリーマン稼業の傍らに執筆した「THE FIFTH WORLD」にて出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
26
仮想世界が現実社会と深く結びついた近未来。既存の4つの仮想世界に新たな5つ目の仮想世界「THE FIFTH WORLD」。そののβテストに参加したトッププレーヤー達の物語。まだよく解らないのでとりあえず続きを読みたいと思います。2014/12/21
燈真
7
面白かった!設定がS〇Oと似ていなくもないけれど、キャラクターがどれも個性的で気に入りました。陰謀も死の切迫感もない、最高のエンタメ世界。凶悪なまでの強さ×4が共闘&敵対ってのも良いですね。主人公のある意味ブレない歪みっぷり、気に入りました。さりげなくキュンとくる恋愛要素も素敵です。次巻も読むか!2014/04/20
外道皇帝
4
なんというか中二病満開な作品。4つのVRMMOのトッププレイヤー4人が新たなVRMMOの世界で暴れまくるだけ。バトル中心なのであまり好みじゃなかったなあ。残念。2013/04/21
cgatocairb
3
世界設定としては、『あまつき』のその後の技術レベル…このレベルになっていたら、『あまつき』のラスト描写も違ったな。本編は「〈ー〉捕まえた」の出会いの物語…馬鹿と言われる逸脱者の共演が楽しい。忍び装束に白狐の面のセンスが好きだ。2019/01/07
Ency [L-N]
3
VRMMOが「第二の現実」となり、国家の如くまで発展を遂げた四大MMOが存在する近未来、その四大MMOを統合するVRMMO「THE FIFTH WORLD」が誕生した、というカンジのVRMMOモノ土台のバトル系ラノベでした。ゲームモノというかVRMMOモノの面白さは、MMOのあるある話とか、作中ゲームシステム設定の独自性の面白さとか、システムの裏側(バグ)や外側を突いた事件やアクションが起きるのをどう書いてるか辺りだと思うんだけど、この作品も結構ぶっ飛んでる設定だったな、と。でもきっとこれまだ触りだなー。2012/12/29