日本の葬送儀礼―起源と民俗

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784434171345
  • NDC分類 385.6
  • Cコード C0039

内容説明

葬送儀礼を「臨終」から「野辺送り」まで。本書をたずさえて、葬送儀礼を読み解く旅に出ましょう。民俗例では、豊かな地方色も楽しめます。そして、人間のあがきが創造した驚くべき世界が眼前にひろがるでしょう。

目次

1 臨終から通夜(広島へタバコを買いに行く;カラスが鳴くと人が死ぬ;屋根に上って死者の名を呼ぶ;トムライババが大声で泣く;二人で知らせに行く ほか)
2 納棺から野辺送り(坊さんが葬儀にかかわるのはなぜか;意味のわからないお経を聞く;魔護の杖を持つ;幽霊が三角巾をつけるのはなぜか;友引には人形を棺に入れる ほか)

著者等紹介

岸田緑渓[キシダリョクケイ]
昭和20年島根県生まれ。元セント・アンドルーズ大学客員研究員。現在、浄土真宗本願寺派僧侶(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

iqo720

1
とても硬派な内容。 臨終から野辺送りまでの儀礼について、こと細かく記している。 日本の土地土地での違いがおもしろく、全く正反対のことも多いので興味深い。それぞれの行為に関する筆者なりの考察は説得力があるので、一冊読み込めば自分なりに説明ができるようになるはず。 日本人ならば読んで損はない。2012/11/28

たまご

1
表紙が素敵で手に取り.葬儀、地域で作法が違うとは知っていたものの、こんなに違う、そして今ではかなり意味不明なものだとは.仏教の作法でなくて中世以前からの民間信仰由来なんて。なくなった人を悼む気持ちと、「死」を畏れ穢れを忌避する気持ちとが絡み合って作法が生まれたんですね。現在は地域全体で葬儀が営まれず、それ以上に亡くなった方を悼む気持ちがメインで「死」に対する畏れの希薄さが、葬送儀礼が消えていく原因とすれば、伝統が消えていくような、でも現代に合わなければそれも致し方なしなのか、ちょっと足下揺らぐ気分でした.2012/11/19

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