内容説明
のんびり屋のライチョウのヒナ「ライト」が、ふたりのお母さんの愛情を受けながらきびしい環境の高山で、たくましく成長していく物語。
著者等紹介
森勝彦[モリカツヒコ]
1963年、石川県生まれ。いきもの写真家。現在は里山のいきものを写真取材し、新聞・雑誌等で発表中。2001年、ライチョウの写真で第1回岩合光昭賞大賞受賞。日本自然科学写真協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
5
ライチョウの子育て、ヒナの成長を写真で紹介。雪深い山での撮影はさぞ大変だったでしょう。親きょうだいにはぐれた一番下のヒナ、ライトが別のライチョウのお母さんに助けられて、成長していく姿を追っています。ライチョウは他人の子どもでも、こんなふうに世話をしてあげる鳥なのかと感動しました。一人前になるまで、巣立ち、若鳥としての暮らし。どこにも安全の保証はない自然の中で逞しく生きていく。2024/03/05
phmchb
1
図書館本。2022/07/16
lonely_jean
0
もちろんフィクションだが、ライチョウの生態から大きく外れてもいないのだろう。親を失った、あるいは親とはぐれてしまった雛は、別の成鳥が親代わりとなる。厳寒の環境に住めるのは生命力の強さゆえであると同時に、他の生物との争いを避けたのだろう。穏やかで情の深い鳥なのだ。表情も豊かで、愛らしい。2020/10/08




