内容説明
調査と評価のプロが明かす、問題の発掘と解決に成功する方法。それが、2回のジャンプとステップ・バイ・ステップの思考テクニックだ。
目次
1 2回のジャンプとステップ・バイ・ステップの思考テクニック(問題の本質を浮き彫りにし、発掘;問題の発生原因を解明―問題の発生原因である、制度・仕組み・運用の欠陥を解明;実行可能な解決方法を着実に導き出し、実行―解決方法は、実行可能なものであること;検証、そして更なる問題の発掘と解決―解決方法を実行した効果については、厳しくチェック)
2 問題の発掘と解決は、ロジカルシンキング
著者等紹介
石川信義[イシカワノブヨシ]
昭和22年8月山形県生まれ。昭和46年4月行政管理庁東北管区行政監察局入局。平成08年7月総務庁行政監察局総括副監察官。10年7月同調査官。12年4月同長崎行政監察事務所長。13年1月総務省長崎行政評価事務所長。14年7月同行政評価局総務課地方業務室長、併任業務情報化推進室長。17年4月同評価監視官。18年4月同四国行政評価支局長。19年6月総務省を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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茶幸才斎
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「…については今後の課題である」とされながら、長年に渡り決して手を着けられない「永遠の課題」。本書はこれを解消するため、現状の姿を分析し、あるべき理想の姿を定義し、そこから問題の本質を特定し、具体的解決策を探り、効果を検証する、という問題解決のプロトコルを提示する。筆者は、国の政策評価の専門部局に長く在籍した人らしい。うちの会社にも類似の部署があるから常々思うのだが、そうした専門部署に人を割くより、各業務部門が自らの事業を自発的に評価・改善できる組織にしていくべきではないか。それこそ「永遠の課題」ですな。2012/12/30