内容説明
ナチスの強制収容所における体験を綴った名著『夜と霧』の著者であり、実存分析(ロゴセラピー)の創始者であるフランクルが読者に熱く語りかける「魂」を鼓舞するメッセージ。どんな時も、人生には、意味がある。
目次
1 強制収容所での体験
2 愛することについて
3 生きることの「むなしさ」について
4 人生の「苦しみ」について
5 生きる意味について
6 仕事について
7 幸福について
8 時間と老いについて
9 人間について
10 神について
11 生きるのがつらい人へ―心理療法的助言と苦しみへの対処法
著者等紹介
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
1963年福岡県生まれ。筑波大学、同大学院博士課程修了。英国イーストアングリア大学、米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学助教授を経て、明治大学文学部教授。教育学博士。臨床心理士。日本トランスパーソナル学会会長。日本カウンセリング学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふ~@豆板醤
23
3。本編の前に副読本から笑。どん底の時に読んだら光が差してきそう。今は読むタイミングじゃなかったかなー。エッセンスの凝縮された良書だとは思う。「どんな時も、人生には、意味がある」「人間は現実の状況に対して態度を選び取る自由を持っている」「あたかも二度目の人生を生きているかのように生きよ」「幸福の追求は幸福を妨げる」2018/03/06
黒猫
22
フランクルの言葉を集めた作品。人生には意味があると言い切るフランクル。人生があなたに必要とされている何かを発見されるのを待っているという考え方が新鮮だ。自分を見つめる、という行為をやめて自分の外側に意識を向ける。ということ。「人間が生きることには常にどんな状況でも意味がある。この存在することの無限の意味には苦しむことも死ぬことも、つまり苦と死さえも含まれているのだ。」。「あなたがどれほど人生に絶望したとしても、人生があなたに絶望することは決してない。」勇気をくれる言葉。2018/04/18
cozy-koji
6
「夜と霧」をはじめとしたフランクルの格言集です。ロゴセラピー(生の意味を見出すこと癒していく心理療法)の生みの親で、あらゆる言葉が、意味を与える事の大切さを暗示しています。意味の無い人生なのか、意味のある人生を選ぶのは、自分自身の判断によるものとされてます。人間の極限状態を見て来たフランクルならではの体験に裏打ちされた教えです。 次は「夜と霧」「それでも人生にイエスと言う」を読んでみます。2020/02/16
でろり~ん
3
企画的に失敗なのではないでしょうか。この本から「夜と霧」を読む人もいるでしょうけれどね。「夜と霧」の中の言葉は、決して格言ではないし、そうした教科書的な正解を記そうとしたものではあり得ないと思いますけれどね。この本の訳文は、大事な枝葉を落としてしまっていて、ガッコのセンセの言葉になってしまっている感じでした。神は細部に宿るとも言いますし、失敗した内容を読まされてしまった感想でした。ん~。。。2018/10/08
Rike
2
現在、迷走中の私……。何かきっかけつかみたくて読んでみたけど……。また迷走……(笑)ダメだわ……トンネル、まだ抜けらんないや2015/05/20