内容説明
山に咲く花や草木、小川浜から漆の郷、瀬戸内と六甲の三部構成。遊び友達を率いながら、野菊やいぬたでを愛惜し、水仙や曼珠沙華に夢を託す。一方でおてんばに親を困らせ、怒らせ、おてんばに親の手伝いに逸る。そんな小学生のメルヘンを集める。百日草や水仙をいとおしみ、お地蔵さんに親愛の気持ちを抱いて語りかける。親や弟妹と離れて、野の草やとんぼたちとも遊べないで短い薄幸の命を終える。そんな少女の物語を締めくくりに置く。
著者等紹介
小川野菊[オガワノギク]
本名・岸元次子。昭和25年、福井県に生まれる。神戸市在住。平成18年、武庫川女子大学大学院文学博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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