内容説明
天国の飼い犬を思い、神様に手紙を出した幼い女の子のやさしさ―戦時下、敵兵から身をていして自分達の町を守った子どもたちの勇気―風邪をひいた仲間をみんなで看病する健気なサルたち―。家族の愛、人間と動物の絆、偶然が起こした奇跡など、やさしい気持ちで一日を終えるための、あたたかくて小さな物語の数々を収録。今夜ぐっすり眠りたい、そんなあなたにぴったりの一冊。
著者等紹介
佐藤光浩[サトウミツヒロ]
1975年三重県生まれ。日本大学文理学部国文学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、2003年フリーランスのエディター・ライターとして独立。書籍、雑誌、Webなど媒体を問わず幅広く活動し、編集・執筆分野も多岐に渡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いずむ
20
ふとんにくるまって、枕元に灯りを点けて。”読む眠り薬”。いいハナシがひとつ、いいハナシがふたつ、、、読みながら、気付いたらうとうと。優しい眠りのための処方箋第2弾は、更に効果覿面に。夢を追い続けるまっすぐな眼差し。弱い者にこそ差し出される、強き者の優しい手。どんな苦境をも乗り越えていく愛のチカラ。「音楽では、物語では、世界は救えない」。誰かが言った。その通りかも知れない。だけど静かな部屋の中、次々に紡がれる愛に溢れた小片には、人ひとりを安らかに眠らせるくらいのチカラがある。今夜もいい夢を。おやすみなさい。2012/09/23
雛
6
初めと最後は自然と涙が…。1編・1編が短く要約されてるので、良い話(心温まる)連続であっても読み飽きることの無いように感じる。 個人的には、二宮金次郎が少しイメージと少し異なりましたが、見えないところでの気遣い(手配)などは時代いに関わらず各個人でも手を差し伸べることが出来る事だな…。幾つか改めて気づきがある素敵な1冊でした。2023/06/02
sora
3
犬の話しから始まり、犬の話しで終わった。 どの話も一度は耳、又は目にした事があるような‥ はぁー、ひぇー、ふーん、へぇー、ほぉーの連続でした。一番多かったのはへぇーでしょう、笑 世界には人だけでなく立派なワンコもいるんだと勉強になりました。私は借り本だけど、一冊持っていても良いな!と思いました。小さな子供に読み聞かせるのも、良いと思います。2025/02/15
nova
3
動物を交通事故から救った小さな親切の輪の話、板垣退助や二宮金次郎など有名人の昔話、テディベアなどの会社設立時の話…などなど。無償での行動に感動できる人や動物の好きな人にはオススメ。私はちょっと捻くれているのですが(笑)、思わずうるっときた話もありました。 巻末には出典の本やサイトも載っています。2015/09/12
nova
0
優しい話が読みたくなって購入。