内容説明
人々は目を覚ました―。そこは、なにもないただ巨大な空間。周囲に満ちる混乱、漂う剣呑な雰囲気。やがて「声」が響く。「神聖機械帝国」を名乗るそれは語る。かつてこの世界を支配していた「魔王」の存在。そして、世界を救った「勇者」の誕生と死。「声」は人々に命令を下す。「勇者」亡きいま、魔王軍の残党が潜む「覇王の塔」を攻略せよ、と。「神聖機械帝国」「魔王」そして「勇者」―。わけもわからぬキーワードにただ戸惑うばかりの人類。しかし、ごく少数、その状況を見極め、生き残りの道を探る者達がいた。そのうちの一人、連理貴久。彼の脳裏に浮かぶ、かつての光景―。連理とは何者か?人類召喚の真の目的とは?入り乱れるそれぞれの思惑。知力と武力の激突。異色の超スケール知略ファンタジー開幕。第4回アルファポリス小説大賞大賞受賞作。
著者等紹介
止流うず[シリュウウズ]
2011年よりWeb上で小説「大人になれない英傑殺し」の連載を開始し、瞬く間に人気を得る。同作が第4回アルファポリスファンタジー小説大賞にて大賞を受賞、改題を経て出版デビューにいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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meirin
3
続きが出るんですね。そんなに厚くないのにめっちゃ時間がかかるのは、頭の中で今の状況を何度も確認しないといけないため。こんなに複雑にしないとだめだったのかなあ。魔王とか悪よりのスピンオフと考えるべきだと思ってるが。勇者ってでもあの子だよね。テーマとしては面白いんだけど、次が出てもこの状況では躊躇するかも。2014/07/07
さくらぱぱ
2
意外にもかなり面白い。主人公の性格がぶれるのが残念だが設定上どうしようもないかな。あとは、グロイ描写がおおいのはマイナスかな。主人公のチートのさせかたに感嘆した。2012/03/31
作楽
1
読みづらい。状況説明もほとんどなく、つっぱしるキャラクターたちに付いて行くので精いっぱい。中盤からは分かってくるものの、悪役が主人公なので(苦笑)停滞感満載。とっぴなキャラクターが好きならば、読んでいて面白いかもしれない。 1巻だと知らずに読んでいたので、次の巻は微妙。2013/06/23
菊地
1
英雄に負けないように、悪い子頑張る。2012/08/05
ともつま
1
★★★★☆中2ってより厨弍。いや正直ネットから書籍化した小説の中じゃ一番面白いとは思います。作者は結構酷いけど。2012/05/02