内容説明
禅は「わかったか、わからないか」の世界。「わかれば」新しい視野が開ける。禅の原点に還り、麻薬宗教から脱却するための書。
目次
第1章 「本当の我」(「本当の我」とは;「本当の我」はなぜものの真実をとらえることができるか―「わかる」ということ;「なんかおかしい」)
第2章 禅のものの観方(道元の思想「正法眼蔵」;禅の代表的な語句;禅の公案;般若心経;小乗仏教と大乗仏教;麻薬宗教からの脱却)
第3章 「行」(「行」はすべての人の「行」である;座禅・瞑想;禅の修行における読書と思索)
第4章 鈴木大拙の「即非の論理」と西田哲学(鈴木大拙;西田幾多郎)
第5章 禅や西田の思想の大切さと問題点(大切さ;禅や西田の観方はなぜ正しいのか;西田の思想の問題点;科学と禅;科学の「ひらめき」と音楽や絵画の楽しみ方;感覚でとらえたものを表現する技術;科学者の「行」;科学の成果を言葉で表す)
著者等紹介
中野紀和男[ナカノキワオ]
1963年名古屋大学農学部農芸化学科卒業。2003年名古屋大学生命農学研究科教授を退官(専門は神経化学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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