内容説明
福島第一原発事故の収束なき放射能汚染の現実。スリーマイル、チェルノブイリの原発事故を上廻る現実を突きつけられても今なお原発を推進しようとしているのは誰か?―。
目次
第1章 脱原発の政治学―マンハッタンからフクシマへ(マンハッタン計画;戦争と国家の落とし子 ほか)
第2章 原子力マフィア総批判―産・官・政・議・学・報・労の原発翼賛体制(「原子力村」ならぬ「原子力マフィア」;総本山の原子力産業と政財界の推進者たち ほか)
第3章 A級戦犯の戦後思想家―原子力業界のPRでピエロを演じ続ける吉本隆明(四つん這いになっても原発にしがみつく;吉本隆明と共産党をつなぐ「反原発」=「反科学」 ほか)
第4章 市民科学者たちの仕事―高木仁三郎・久米三四郎・小出裕章・今中哲二に寄せて(御用学者vs.市民科学者;大惨劇をもたらす核燃施設―高木仁三郎(1) ほか)
著者等紹介
土井淑平[ドイヨシヒラ]
鳥取市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。元共同通信社勤務。市民活動家兼フリーライター。ウラン残土市民会議運営委員。さよなら島根原発ネットワーク会員。“Think Globally、Act Locally”(地球規模で考え、地域で活動する)をモットーに、通信社時代から一市民として反原発運動や環境運動に取り組む。おもな活動の現場は、四日市公害(1960年代)、川内原発建設反対(1970年代)、青谷原発立地阻止(1980年代)、人形峠ウラン鉱害(1980年代末から今日まで)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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