内容説明
「全編歩き続ける芝居」―そのシンプルな劇構造に生きる喜び、悲しみを凝縮。誕生から、成長、恋愛、結婚、出産、老い、そして忘れられない様々な思い出…読むもの全ての心に届く言葉で綴られた珠玉の戯曲。各方面から注目を浴びる若き才能・柴幸男の傑作。
著者等紹介
柴幸男[シバユキオ]
劇作家・演出家・ままごと主宰。1982年11月3日生まれ。愛知県出身。「青年団」演出部所属。「急な坂スタジオ」レジデント・アーティスト。日本大学芸術学部在学中に『ドドミノ』で第2回仙台劇のまち戯曲賞、2010年に『わが星』で第54回岸田國士戯曲賞を受賞。何気ない日常の機微を丁寧にすくいとる戯曲と、ループやサンプリングなど演劇外の発想を持ち込んだ演出が特徴。全編歩き続ける芝居『あゆみ』、ラップによるミュージカル『わが星』、一人芝居をループさせて大家族を演じる『反復かつ連続』など、新たな視点から普遍的な世界を描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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どみにか☆
1
とても平凡な、ありきたりな会話で書かれている。付属のDVDを早くみたい。2014/08/06
法水
0
短篇、長篇、ワークショップ用の3種類の「あゆみ」を収録。長篇ではあゆみという女性の初めの一歩から初恋、上京、結婚、出産などが断片的に描かれていくが、「44 日常」で「わたし」が交錯されるに及んで、ぼろぼろぼろぼろ泣いてしまった。岸田戯曲賞受賞作『わが星』同様、非常に優れた人生讃歌。短篇の入ったDVDは付いているが、あいちトリエンナーレ2010で上演された際に見逃したことが悔やまれる。2014/03/10
さとう
0
ありきたりを重ねて、一代記をつくる2013/05/13
影法師
0
同じと言いつつも、最早全くの別作品としか思えない。私的には1作目が好きですが、そこは見たことがあるっていう贔屓目もあってだとは思います。劇王とトリエンナーレで観たと思うんだけど……トリエンナーレって、あんなんだったっけか?覚えてないや(苦笑2012/12/22
mogcom
0
収録映像が4色の色えんぴつがあればと被っててちょっと残念。違うといえば違うけど、長編版の映像を収録して欲しかった。2012/09/24