内容説明
円空仏という美的鑑賞の呪縛を排し、足で歩いた人間円空の足跡を求めて50年―。摩多羅神、牛頭天王との深い関わり。弾誓系聖との出会い等、驚くべき発見続々。“池田円空学”の評価高い注目の新刊。
目次
1 遊行聖円空
2 人間円空―いかに扱われてきたか
3 摩多羅神と牛頭天王を求めて
4 摩多羅神と円空
5 牛頭天王と円空
6 作仏聖円空
7 円空と弾誓
8 円空と庶民信仰
9 訪ね歩き五十年―足跡から見えてきたもの
著者等紹介
池田勇次[イケダユウジ]
1926年、岐阜県に生まれる。1951~1986年迄、岐阜県下小中学校に勤務。一貫して郷土が生んだ円空の研究に実証的に取り組み、円空に関する論文多数。海外にも知られる。現在、郡上円空会常任理事、木地師学会常任理事等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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