内容説明
哲学から派生した心理学は生理学や進化論などの影響を受け、どのように発展してきたのだろうか?近代心理学の成立以前から、現代の心理学までの大きな流れを一般向けにまとめた入門書。
目次
第1部 近代心理学が始まる以前のこと(心理学が始まる以前の背景;近代心理学誕生の3要因)
第2部 近代心理学の始まり(新しい心理学としての生理学的心理学;大学を中心とした心理学の展開;現場における心理学の拡大;20世紀の主要な潮流)
第3部 現代心理学のこと(臨床心理学の隆盛;認知心理学の展開)
著者等紹介
高砂美樹[タカスナミキ]
1962年、茨城県生まれ。筑波大学大学院心理学研究科博士課程修了。現在、東京国際大学人間社会学部教授。専攻領域は心理学史、神経科学史、バイオサイコロジー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かみゅ
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2日で読める。著者は放送大学の教科書や心理学検定の教科書の該当箇所を書く方。本職は実験心理学だそうだ。心理学史の入門書だが、内容的には教養書に近い。広く浅くなので、知っている部分には全く物足りないが、心理学史という分野の性質上あまり体系的に学んでいる人はいないと思われるため、その意味では需要範囲の広い本だと思う。柔らかい体で書かれており非常に読みやすい。ただ、あくまでも心理学の歴史の話であり、心理学の入門書ではないので、読む前にある程度の何らかの心理学の知識があった方がいいとは思う。2013/10/27
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