目次
ドア
バケツ
信号
ヒト
山
チャック
箱
お菓子
船
ポンプ〔ほか〕
著者等紹介
基蕗子[モトイフキコ]
1989年12月、神奈川県鎌倉市に生まれる。幼い頃から絵を描く事が好きで、小学校では漫画クラブ、中学校では美術部に所属。高校より油絵を始め、美術部部長を務める。現在、横浜美術大学イラストレーションクラス4年在学。東京・横浜などで計3回に渡りグループ展に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱお
24
登場する生き物までが心象風景のような絵本。チクッと痛かったり、心の奥をのぞかれたようにゾクッとしたり・・・静かな力のある本でした。2014/07/05
雨巫女。@新潮部
12
《図書館-新刊》どこか、シュールで、大人向けの絵本。2014/06/06
bakumugi
11
著者が大学3年の課題で制作した作品とのことだが、とても素敵な絵本だ。真正面から、深く深く、迷い戸惑う自分と向き合おうとする姿勢がまっすぐに感じられる。中高生以上のすべての人に、自分という存在について考えるきっかけをくれる本。おすすめ2017/02/12
がーさん
2
出版当時大学生が著者と聞いて手に取った。外国の絵本のようなイラストと共に短いながらも印象的な言葉が綴られていた。「ノックすらさせてくれないのか!」が好き。2017/05/07
四谷/まい
2
勇気を出してノックしようとしたドアに逃げられる冒頭が面白くて読んだが進めるにつれ単純に笑わそうとした話ではなく、「私」が自分の失敗や他人との差異、状況から少しずつ自分を見つめ直していく話だとわかった。水彩絵の具の滲みと色味が良い塩梅だし独特なキャラクター造形もシュールだが可愛い。作者が美大の課題として作成したものがこうして出版されて多数の人の目に触れられて嬉しく、ありがたく思う。2017/04/18