内容説明
織田・浅井同盟は虚構である。など、全編に新説・新解釈を盛り込み信長の全生涯を詳細に網羅。冷酷というレッテルを貼られた人間信長の真実の姿を明らかにする信長ファン必読の書。
目次
『信長公記』
信長の青春時代―１５３４年～１５５３年
尾張統一への道―１５５４年～１５５９年
桶狭間の合戦―１５６０年
美濃国攻略戦―１５６０年～１５６７年
天下布武―１５６７年～１５６９年
越前侵攻と浅井氏―１５７０年
元亀争乱―１５７０年～１５７３年
織田家躍進―１５７４年～１５７５年
長篠の戦い―１５７５年
一向宗との戦い―１５７５年～１５７７年
緊迫する西国情勢―１５７７～１５７９年
織田軍反攻・本願寺屈服する―１５７９年～１５８０年
平定へ向けて―１５８１年～１５８２年
信長と朝廷―１５８２年
本能寺の変―１５８２年
著者等紹介
高澤等［タカサワヒトシ］
１９５９年埼玉県飯能市生まれ。城西大学中退。会社員を経て著述業に転身。現在は日本家紋研究会会長、家系研究協議会理事、歴史研究家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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とし
4
mixiでお知り合いになった家紋研究家の先生が書かれた渾身の一冊。久しぶりに再読。大量の史料と最新の研究成果を博捜して下敷きにし、信長に関する一級史料である『信長公記』を改めて読み直した良書。歴史家としては素人と謙遜しながら定説には媚びず、けれん味も牽強付会もない、自然かつ常識的な推論からの独自の歴史解釈には敬意を抱く。当時の織田家の周辺状況を知るには格好の参考書であり、信長という人間に興味を持ち、その実像を知りたいと思う人には必読書と言っていい。2015/07/27
