内容説明
ふとした暗がりで見えてしまった奇妙な影。電話の向こうから聞こえてきた不気味な言葉。「怖い話」の新たな可能性を追求する気鋭の怪談テラー・吉田悠軌が5年の歳月をかけて日本各地から聞き集めた六十編の実話怪談集。
目次
怖い話をしましょう。
足が重い
居残り
窓の外
よじのぼり
お邪魔
オタマジャクシ
閉まらずの扉
穴の奥
怪談は、隙間に生まれるものです。〔ほか〕
著者等紹介
吉田悠軌[ヨシダユウキ]
1980年、東京生まれ。怪談サークル「とうもろこしの会」会長。卓越した話術を持つ気鋭の怪談の語り部として、映画やテレビなどメディア出演多数。怪談の新たな境地を開拓すべく、ライブイベント「吉祥寺怪談」「五反田怪団」を主催し、執筆活動やネットラジオ「僕は怖い」など多方面で精力的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モモ
29
じんわり怖い一冊。挿絵が効果的で良い感じ。離れに住んでいると思っていたおばあさん。そんな人住んでいないと言われた恐怖など。読むとすぐに忘れていく感じなので、またしばらくして読んでも楽しめそう。2025/04/13
かおりんご
23
ホラー。どこかで見聞きした話もチラホラ。これをそのまま語っていいとなっているけれど、覚えられなそう。コックリさんは、やったことはない。でも心霊テストは、やったことある。そのときは、家におじいさんいたっけ。2021/03/28
ヒロ@いつも心に太陽を!
22
表紙絵に惹かれて手にした怪談集。「これといって印象に残る怪談はないけれど、とてもきれいにまとめられた正当派の怪談」といった感じ。語り口が上手いと思うし絵が雰囲気ある!あえていうなら沖縄のユタの話はけっこう好みかな〜加門さんのインタビュー集読んでからユタが気になる存在だからだろうけど、やはり本土の怪談とは少し違うな、と。そういえば「心霊テスト」は忘れたいと思ってた話(テスト)だったから読んで「あぁ〜」ってちょっと思った(>△<*)そうか、こんな怪談集に収録されるくらいあのテストはけっこう有名だったのか…。2014/02/08
陽介@中四国読メの会参加中
5
「『新耳袋』や『九十九怪談』読んでるし、耐性ついてるからなぁ」と思って読んだんですが、良く考えたら自分「怖がりだけど怪談系好き」な人間でした。うん、充分怖かったw語り口調なところが怪談してて良かったです。実話謳ってますが、こういうのは実話であれフィクションであれ怖がらせたもの勝ちだと思ってるのでそこは気にならないですが、普通に地名とか出てきたのは結構ビックリ。それは良いとして最後の話みたいなので終わらせるのは勘弁して欲しかったかなぁ。夢見良くするため、就寝前はホンワカするもの読んで寝ることにします。2014/05/09
ルナティック
2
ひとつひとつの話の読後感が、割り切れないというか、気持ち悪いというか・・・・怖いとは思わないけど、薄気味悪い印象を持ちました。ちょっと、後ろが気になって、恐る恐る振り返るようなって感じでしょうか。2011/07/31
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- 和書
- 夜よ、さようなら 〈続〉