小説の読み方〈2〉散文の構造と『ノルウェイの森』

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  • サイズ A5判/ページ数 177p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784434153945
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0095

内容説明

限定的で強い意味・テーマ(説明できるもの)に向かう『動詞相』、つまり作品の縦糸と、意味・テーマの再構築や詩性(説明できないもの)に向かう『名詞相』、つまり作品の横糸から、村上春樹の長編『ノルウェイの森』を分析し、テーマ構成や詩性発生のメカニズムに迫る。

目次

前編 小説の読み方(小説の読み方(小説の意味・テーマ;文学という「場」―暗黙のコード ほか)
小説(散文)を構成する二つの相(動詞相―限定的で強い意味・テーマを構成する相;名詞相―動詞相に拮抗し、意味・テーマの再構築に向かう相 ほか))
後編 『ノルウェイの森』を読む(動詞相―受容相+解釈相(ファーブラと対立原基―大きなモチーフの特定;対立原基と従属対立基―小さなモチーフの棚卸し ほか)
名詞相(部分描写;多層化 ほか))

著者等紹介

秋本博夫[アキモトヒロオ]
1965年生まれ。仙台第二高校、早稲田大学第一文学部ロシア文学専修卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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