センター試験―その学力に未来はあるか

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  • サイズ A5判/ページ数 292p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784434152931
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C0037

内容説明

高校生のほとんどが巻き込まれ、“国民的行事”ともなっている大学入試センター試験。しかし、その下で、高等学校教育は大きくゆがめられ、大学入試センター試験を受けて大学に入学してきた学生の学力は、どんどん摩滅している。これまで、誰も指摘してこなかった大学入試センター試験の実態を、高校進路指導の現場から告発し、大学入試制度の抜本的改革を提言する。

目次

第1章 あの手この手の受験生獲得
第2章 高校生の学力低下とその原因―大学入試改革は日本の未来を左右する教育問題である
第3章 センター試験の罪状―大学入試史上最悪の“陰の番長”を葬ろう
第4章 推薦・AO入試は高校教育の教育力を低下させる
第5章 センター試験問題を解いたこと、ありますか?
第6章 大学関係者はこう考えている
第7章 “獲る入試”から“育てる入試”へ

著者等紹介

谷口典雄[タニグチノリオ]
1957年、福井県生まれ。京都大学教育学部卒業後、福井県に戻り、県立高校教諭として勤務。現在の勤務校は福井県立足羽高等学校

山口和孝[ヤマグチカズタカ]
1948年、広島県生まれ。国際基督教大学大学院博士課程満期退学。現埼玉大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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大熊真春(OKUMA Masaharu)

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最近の大学入試をとりまく状況が異常なことはSNSなどでの受験生やそれにアドバイスする若い人たちの言動で気付いていた。みんな勉強しようとは思っておらず入試対策をしているのだ。過去問を解くことが最重視され、英語・古文・漢文の参考書なんかも英語・古文・漢文を読むためのものは不評、点を取るためのものが流行っている。「ヤマのヤマ」なんてひどいタイトルののものまである。この本はその主要原因がセンター試験にあることを解き明かしている。その解決は簡単ではないこと、どのへんに解決策がありそうかを示している。悪くはない本。2013/12/06

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